インプラント治療では必ず人工歯根を埋め込む外科手術を行います。手術前後には注意すべき点があり、いくつかのリスク・副作用を伴うこともあります。

▼インプラント手術前後に気を付けること

インプラントの手術前は、体調管理をしっかり行っておきましょう。前日に食事を控える必要はありませんが、飲酒は推奨できません。十分な睡眠をとって万全な状態で手術当日を迎えることが大切です。

インプラント手術後も安静に過ごすことが基本となります。飲酒や喫煙、激しい運動、熱い湯船に浸かるなどの行為は控えてください。食事はしても問題ありませんが、インプラントを埋入した部位で噛むのはいけません。インプラント手術から数日は、患部に刺激を加えないよう心掛けてください。

▼インプラント治療に伴うリスク・副作用

インプラント治療では、主に手術においていくつかのリスクを伴います。具体的には、重要な神経の損傷によって、下唇周囲に麻痺が現れる現象です。これは歯科用CTによる精密診断とていねいな外科処置によって回避できます。手術には細菌感染のリスクも伴いますが、適切な方法・環境でオペを実施すれば問題ありません。ただし、術後の口腔ケアが不十分になると、患部が不潔になり、細菌感染を引き起こしてしまうことがありますので、その点はご注意ください。

▼まとめ

このように、インプラント手術前後には気を付けるべき点がいくつかあります。インプラント治療に伴うリスク・副作用は、対策もしっかりとられているので、それほど心配する必要はありません。